ここは、投資の基本に戻り、やはり国内株式に投資することを原則として考えるべきだと思います。 繰り返し指摘してきたように、日本におけるアンチ資本主義の潮流という大きな懸念はありますが、そうはいっても、わたしたちの祖国です。
現在の過ちがいずれ修正されるのであるとすれば、現在は絶好の買い場だという見方もできます。 海外に移住するという覚悟と能力のある方はともかく、老後を日本で過ごすのであれば、円での収入が安定的に必要だということになります。
ポートフォリオの大部分が外貨建て資産になってしまうと、気分が落ち着かない人も多いのではないでしょうか。 円建ての資産ということになると、投資理論のところでも述べましたが、長期的に投資する場合、株式投資が有利になります。
ただし、短期売買ではなく、長期間持ち続ける投資でなければならないことに留意してください。 無理や無茶は絶対にしないでください。

ゆっくりと慣れていけばよいのです。 あなた自身のリスク許容度に合わせましょう。
一度買ったら一生持ち続けるつもりで買うのですから、はじめは「なくなっても動揺しない」金額に抑えるべきです。 「個別銘柄はわからない」という場合は、インデックス・ファンドのうちでコストの安いものを買いましょう。
インデックス・ファンドというのは、東証株価指数(Topix)などの株価インデックスと同じ動きをするように設計された株式投信のことです。 これなら1万円単位で始められます。
株式投資に慣れてきた人であれば、ETF(株価指数連動型上場投資信託)でも良いと思います。 ETFは、取引所で取引される投資信託の形式をとっていますが、パフォーマンスが株価インデックスに連動するように設計されたものです。
ETFであれば、株式の売買と同じように、証券取引所の取引時間中に時価による取引が可能です。 その点で、翌日にしか取引価額が分からないインデックス・ファンドより優れています。

ちなみに、2007年10月現在、東京証券取引所に上場しているETFは、東証株価指数に連動する「D上場投信トピックス」(運用会社・大和投資信託委託)や、日経225に連動する「上場インデックス・ファンド225」などがあります。 勉強がてら外国ETFに外貨MMFや外国為替証拠金取引を実際にやってみて外貨投資に慣れ、国内株式でも経験を積んだ方であれば、少額でよいので、外貨MMFもしくは外国為替証拠金取引の一部を、外国ETFの投資に振り向けることを検討してみてください。

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